彦根城博物館に所蔵されている「関ケ原合戦図」には、「犬塚求之介」が描かれています。
実物は、コチラからご覧になれます。
「犬塚求之介」は、右から2枚目のパネルに描かれています。2枚目のパネルの中央に井伊家の旗指物「井」が見えます。その旗指物の左側に「井伊直政」が居り、そのほぼ真下に犬塚家の旗指物「鳳」を背に掛けた「犬塚某(求之介)」が居ます。
また、「伍」の旗指物を背に掛けた使番が、「井」の右隣に2騎、3枚目のパネルの中央やや左よりに1騎疾走しています。そして、1枚目のパネルの左下には、「伍」の旗指物を背に掛けた使番が、徳川本陣で家康に報告しています。「犬塚求之介」の兄である「犬塚忠次」は、関ケ原の合戦で家康の使番を勤めたと史料に記されているので、これら使番のいずれか、或いは、全てが我が家の英雄「犬塚忠次」であったであろうと思われます。