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いろは歌

最近、家系図調査に必要なので、「崩しひらがな」の勉強をしました。「崩しひらがな」は、いろはにほへと、なので、いろはにほへと、の次を知りたくなり調べました。そうしたら、「いろは歌」と言うものに出会い感銘をうけました。

「今様」という形式(七五を四回繰り返す)を守って、全ての仮名を1回ずつ使い、『涅槃経(ねはんきょう)』の「諸行無常 是正滅法 生滅滅己 寂滅為楽」を表す歌だそうです。平安末期に作られたようですが、作者はわからないようです。

いろはにほへと ちりぬるを 
色は匂へど 散りぬるを
わかよたれそ つねならむ 
我が世誰そ 常ならむ
うゐのおくやま けふこえて 
有為の奥山 今日越えて
あさきゆめみし ゑひもせすん 
浅き夢見じ 酔ひもせず

色は匂へど 散りぬるを
「香りよく色美しく咲き誇っている花も、やがては散ってしまう。」諸行無常(しょぎょうむじょう)

我が世誰そ 常ならむ
「この世に生きる私たちとて、いつまでも生き続けられるものではない。」是生滅法(ぜしょうめっぽう)

有為の奥山 今日越えて
「この無常の、有為転変の迷いの奥山を今乗り越えて」 生滅滅己(しょうめつめつい) 

浅き夢見じ 酔ひもせず
「悟りの世界に至れば、もはや儚い夢を見ることなく、現象の仮相の世界に酔いしれることもない安らかな心境である。」 寂滅為楽(じゃくめついらく)

一気に自分の教養が高まったような気分です。みなさん、既にご存じだと思いましたが、誰かに伝えたくなり、書きました。日本語は素晴らしいですね。

コチラのサイトで、勉強させて頂きました。

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